大自然を満喫!登山部

評価

国内外での評価は?

日本国内での評価

日本では、昔から根強い人気を誇る登山。近年では特にシニア登山といわれるシニア層に絶大な人気を誇っており、また健康ブームやインスタなどSNSの流行により国内人気は高いものとなっています。

海外での評価

海外でも登山は人気のようで、日本の富士登山などのパッケージ商品は完売する日が出るほどのようです。また海外では信仰の一環として山に登ることもあり、日本よりも山に登ることが一般的だといえるでしょう。

始めるまでにいくらかかる?

登山と一口に言っても、ポケモンや出世魚のごとく、進化をしていきます。

まずは、ハイキング。

わかりやすく言うと高原や小高い丘へのお散歩。

富士山で例えると、富士山自然休養林ハイキングコースというものがあり野鳥や自然を楽しみながら20分~2時間程度自然を楽しむもの。

そして、トレッキング。

ここからがある意味で登山で、無理しない山登り。それがトレッキング。山歩きとも言います。

富士山で例えると、5合目から6合目にかけて整備されているエコトラッキングコースというもの。

標高2,300m台の高地を往復2時間~6時間程度かけて歩くコースになっています。

最終進化系が登山。

ここまでくると本格的な装備が必要となり、また、単独での行動ではなく複数人またはグループでの活動が多くなってきます。

と同時に登山計画書や申請など「私、○○山にいつからいつまで登りますよ~」と書類面もやることがでてくるのもこの「登山」からですね。

ハイキングは特別な装備は必要ありません。動きやすい服装に運動靴でいっても問題はないです。

トレッキングからはある程度の装備が必要になります。

装備は工程によって様々ですが、バックパック(リュック)、トレッキングシューズ、帽子、常食、防寒具、ライト、雨具、非常食、薬、地図、コンパス、ホイッスルなどなど。万一に備えた装備も持ち歩く必要があるため、一気に荷物が増えます。ちゃんとしたもの揃えようと思うと10万円~20万円は軽くかかります。

最後に登山ですが、日帰り登山ではトレッキングと同程度の装備があればよいですが、泊まりがけでの登山の場合、それに加えて野営用の装備が必要となります。いきなり泊りがけで登山をしようとする人はあまり多くはないと思いますが、一応紹介しておきます。テント泊をするためには、最低限テント、寝袋、地面に敷くシート(断熱シートみたいなやつ)が必要です。値段は3つ合わせて5万円~10万円くらいでしょうか。

本格的に活動する費用は?

さて、ここからはある程度長く続けた場合、どの程度コストがかかるのかを説明します。これは頻度や状況によって変わるので、参考程度にご覧ください。

上記で説明した初期装備は一通り整えてあることを前提として話を進めさせていただきますが、揃え終わった後ではあまり費用はかかることがないようです。

装備一式以外にかかるのが、場所によってまちまちですが登山をする付近までいく交通費(もしくは駐車場料金)、入山料、山岳保険、山小屋に宿泊する場合は宿泊料、トイレ使用料など1回の登山で数万円程度は見ておいたほうがよいでしょう。(余談ですが、エベレストは入山料が100万円以上かかるのは超有名な話です。)

何人でできる?どこで活動する?

1人で行うものから、グループで行うものまで、さまざまです。

場所はいわずもがな山です。

日本では富士山から日本アルプス、高尾山などなどハイキング感覚で行けるところから本格登山ができるところまで、よりどりみどりです。

何歳から(まで)できる?安全性は?

何歳からというのは特に制限はありませんが、自身の体力が資本なので、実力にあったところであれば、だれでもほぼ問題ないといえます。

安全性については、登山はとにかく事故と隣り合わせです。どんなに低い山でも整備されているように感じる山でも、死亡事故が起きたことのない山はない。といえるほど危険と隣り合わせです。なめてるととんでもない目にあいます。

プロになるには?

いわゆるプロ登山家というやつです。

といっても実際にはプロ登山家という資格は存在せず、山岳会へ所属し実績を積み重ねて、その功績が認められてスポンサーがついたらプロというものになったという感じでしょうか。

その道を極めたい!

この道を極めたいと思ったそこのあなた!職業としての収入を得るための手段として登山を行う人をプロ登山家とするなら、この道を極めたいと思う人は山岳ガイドさんを目指してみるとよいかもしれません。実際登山というのは稼げる手段がとても少なく、山に登っている間はお金になることはほとんどありません。山に登っていないときに登山の経験を執筆や講演会をおこなったり、山岳ガイドなどをやって山から離れずに稼ぎを得て、次の登山に備える。といった感じでしょうか。登山家はプロモーションの手段として登山をするプロで、山岳ガイドは山のプロといったところでしょうか(わかりにくかったらすみません。)

テレビ番組の「イッテQ登山部」に出演しているメンバーも大半が(全員が?)山岳ガイドで、すごいメンバーが集まっているということなので、山岳ガイドについてご興味があれば調べてみるとよろしいかと思います。

プロになると、どれくらい稼げる?

残念ながら、稼げません。というより登山家は山に登ることを職業にするという意味では職業としても成り立ってはいないのが現状です。

当然有名なアルピニストにはスポンサーが付き相応の収入があると予想できますが、ほんの一握りでしょうし、登山家が登る山はそれ相応のリスクも伴うため毎月のように登ることもできません。つまり年に数回、下手をすれば数年に1度しか挑戦できないため、スポンサーも出資しづらく、また登頂に失敗し、最悪の結果となった時にスポンサーとしてもリスクがあるため、なかなか職業として成り立ちにくいという背景はあるように思います。